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2023.09.25
【AWARD】「フェーズフリーアワード2023」入選のお知らせ
当社では入社3年目社員が自主的にコンペに参画する取り組みを行っており、本年度は「フェーズフリーアワード」(※1)に2作品応募し、応募総数195作品のうち、2作品いずれも入選いたしました。このような取り組みを若手社員が経験することで、通常の建築設計業務に留まらず、広い視野を持って人々の幸せと社会の発展に貢献することに繋げて参ります。
(※1)フェーズフリーアワードは、一般社団法人フェーズフリー協会の主催により、「災害による被害が起こりにくい、安心して豊かに暮らせる」社会を実現していくための活動として、2021年にスタートしました。フェーズフリーという“いつも”と“もしも”に関わらず生活の質を向上させ、私たちの生活や命を守ってくれるものにしようという、新しい考え方に基づく、さまざまな事業やアイデアを広く社会から募り、優れた事業やアイデアを顕彰する活動で、大手企業を含む数多くの企業や個人が実用化を見据えてアワードに参画しております。
【入選作品_アイデア部門】
EVモビリティのシェアステーションと野菜栽培基地が融合する持続可能な地下空間
応募対象の概要
将来的にEVモビリティが普及し、自家用車を持たずシェアすることが主流となると、まちの駐車場に余剰空間が生まれることが予想される。
『MOBI-GREEN BASE』は、都市部における車のためだけの無機質な空間(地下駐車場)を有効活用した、どんなときも機能するみんなのための有機的で豊かな空間の提案。
フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント
いつもはEVモビリティのシェアステーションと手軽で身近な野菜栽培基地として、様々なアクティビティを生み出す、人とモビリティが調和した空間を提供する。都心で新鮮な野菜を栽培・収穫でき、近隣の飲食店との連携や農業体験、食育の場として活用可能。さらにコミュニティガーデンとして地域の絆、人々のつながりを強化する。
もしもの時でも、地下空間の安定した環境のおかげで外部の状況・天候に左右されず、いつでも安定して栽培が可能。様々な災害に対応できる有機的な地下シェルターとして機能し、スムーズな救助・支援活動を支える。停電時はEVの蓄電池を利用して栽培を継続・提供することで、避難生活でも健康的に過ごすことができる。
日常の雨に彩りを添え、非常時には万能ユニットとして活躍する街なかシェア傘
応募対象の概要
『UNIBRELLA』は日常の利便性と非常時の多機能性を兼ね備えながら、環境配慮にも貢献するシェア傘の提案。駅やコンビニ、公共施設といった街なかの手軽に手に入れられる場所に設置されるため、幅広い利用者の生活を豊かにすると同時に、緊急時には誰でもどこでも、安全で快適な場所を提供することが可能。
フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント
日常の中、街のいたるところで手に入れることができ、シンプルなデザインが雨の日に彩りを与える。急な雨を気にせずに出かけられ、晴れの日ではピクニックやアウトドア等で複数の傘を組み合せてサンシェードとして使うことができる。
非常時には、一人用の個人ブースから大人数を囲むスペースまで、大小さまざまなテントやシェルター、パーティションへと姿を変える。同じ色のパーツ同士を繋げるだけで、さまざまな使い方ができるユニットとなり、だれでも、どんな場所でも、簡単に組立が可能。
多機能なシェア傘が街中に設置されることで持続可能なライフスタイルを促進しながら、快適で便利な日常の実現に繋がる。