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2024.12.16
「owns平河町」竣工のお知らせ
NTT都市開発株式会社が新たに立ち上げたコンパクトオフィスシリーズ「owns」において、当社は企画立ち上げの開発パートナーとしてブランドコンセプトの立案から標準仕様の策定や設計・監理の業務を担ってきています。
これまで東京都内で平河町、日本橋、新橋、八丁堀の4物件に携わっており、このたび「owns平河町」が竣工いたしました。
「owns平河町」では、大きく以下4つをプランテックのソリューションとして、ブランドコンセプトに見合った建築計画の提案を行っています。
【owns平河町】
1. 賃貸収入の最大化
最大奥行4m×幅4mのバルコニーを設け、屋外もワークスペースとして有効に活用することで、一テナントフロアの専用面積を最大化させ、基準階の収益性を最大限高めています。
テナント専用テラスは、オープンエアの会議が可能なサイズを設定
2.建設コストの削減
オフィスに本来必要なものと不要なものを再検証し、建設コストの削減につなげています。
天井スケルトン化やOAフロアを設けないことで天井の高さを確保するとともに、階の高さを最小限に設定し、外装や躯体の削減によるコストダウンが図れます。
スケルトンのテナント専用エリア
また快適空間を維持しながら節電する省エネルギー空調を採用し、省エネ率50%以上削減への取り組みを行い、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)認定の最高評価(5つ星)を獲得するとともに、「ZEB Ready」 認証を取得しています。
今後竣工予定のowns新橋、owns日本橋、owns八丁堀の竣工を予定しており、いずれも「ZEB Ready」を取得し、シリーズすべてにおいて環境負荷低減・脱炭素社会の実現に貢献しています。
3.ワークスタイルの変化に対応するオフィス
「オフィスはコラボレーションとイノベーションのための空間」であることが重要と捉え、居心地のよい空間を提供しています。
1階飲食店内は、テナント企業がイベントなども行える空間としています。
またオフィスエントランスと1階飲食店の空間を一体的に捉え、店内カウンターをテナント企業の受付としても活用し、ホテルラウンジのような明るく開放的で魅力的なアプローチ空間を創出しています。
1階飲食店店内
2階はテナント企業専用のラウンジと時間貸会議室を備え、テナント企業間のコミュニケーションを促進し、社内と社外の接点になる場としています。
2階共用ラウンジ
2階共用テラス
2階時間貸会議室(左)・スモールオフィス(右)
3階~11階はテナント専用フロアで、社内チームでの共同作業や、社内のリアルコミュニケ―ションを活発にし、関係性の構築を目指したオフィス空間の在り方を提案しています。
セットアップフロア 3階
セットアップフロア 11階
空調室外機は各階設置とし、スプリンクラー設備を設置免除としたことで、屋上の設備スペースを最小限に抑えることができ、新しい交流を生むきっかけとなるテナント専用の屋上テラスを整備しました。
屋上テラス
4.合理的な外観デザイン
外観は、単に装飾的でなく、機能を重視しプランの合理性によって導かれるデザインとしています。
幅11mの外観正面には、間口7mのガラス開口部を設け、日常使いやすい屋外階段と専用テラスを設置しています。
【建築データ】
用途:事務所、飲食店
構造・規模:S造・地上12階
延床面積 :1,940.64㎡
基準階面積:176.92㎡
基本設計:当社(株式会社プランテック)
実施設計・施工:飛島建設株式会社
【今後のシリーズ竣工スケジュール】(当社業務範囲)
owns新橋(基本設計) :2024年12月
owns日本橋(設計・監理):2025年 2月
owns八丁堀(基本設計):2025年6月
ニュースリリース: 「「owns(オウンズ)平河町」竣工」