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「近代建築」2025年6月号に、当社が設計監理を担当した「住友理工 小牧製作所 化工品工場」が掲載されました。

本プロジェクトは、住友理工株式会社の創立100周年事業として、点在していた化工品事業部の工場を集約し、生産効率の向上および物流動線の整流化を図ることを目的とした化工品新工場の新築計画です。
地上2階建て・延床面積約6,600㎡の組立工場である本施設の建築計画では、既存工場の課題を解決するため、生産工程を見直し、物流動線の集約と効率化を図りました。

また、本プロジェクトでは住友理工グループの環境ビジョンのもと、本工場は環境配慮型の産業施設として計画し、BELS認証においてBEI=ｰ6.88、一次エネルギー削減率788%を達成し、日本最高水準の完全ZEBを実現。
完全ZEBの実現に向けて、【ピーク負荷の最適化】【冷暖房負荷の削減】【再生可能エネルギーの最大活用】の３点に配慮。これにより、高いエネルギー削減率を実現し、業界最高水準の省エネ設計となりました。これは同社の他のプロジェクトへの展開も可能で、企業価値向上と環境貢献を両立するモデルケースとなります。

外装デザインには、化工品事業部の主力製品である免震ゴム支承をモチーフとし、ガルバリウム鋼板を3色ランダムに配色することで積層感を表現。企業の技術力とブランドイメージを視覚的に体現するデザインとしました。

＜建築概要＞
所在地　： 愛知県小牧市
階数　　： 地上2階
構造　　： S造
敷地面積： 162,094.79㎡(全体）
延床面積： 6,660.54㎡
業務開始： 2022.5
業務完了： 2024.11
写真撮影： 近代建築社（根本健太郎写真事務所）

近代建築 2025年6月号