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2026.03.24
【AWARD】空き家リノベーションコンテスト2025 優秀賞受賞のお知らせ
東京都住宅政策本部が主催する「空き家リノベーションコンテスト2025」のリノベアイデア部門で、当社が応募した「地域を繋ぐ家」が優秀賞を受賞いたしました。
■空き家リノベーションコンテスト2025について
本コンテストは、東京都が空き家を地域資源として再生し、有効活用する機運を醸成することを目的として開催されました。
都内の空き家を対象に、実現した改修事例(ベストプラクティス部門)や、これから実施予定の企画(リノベアイデア部門)を公募し、専門家による審査(活用目的、デザイン・機能性、周囲との関わり、波及性・先導性)を経て優れた作品を表彰する制度です。
当社が強みとする「組織設計事務所としてのコンサルティング力」を活かし、建物の再生だけでなく、その後の「人」の営みや「地域」の活性化までを見据えたトータルデザインである点が高く評価されました。
■当社の社会課題の解決と人材育成の取り組みについて
日本が直面している空き家問題は、防犯・防災や地域活力の低下に直結する深刻な課題です。当社は建築・不動産戦略のプロフェッショナルとして、既存ストックの価値を再定義し、未来へつなぐソリューションを提案し続けるために、社員一人ひとりが多様な個性とスキルを伸ばせるような人材開発と教育に力を入れ、プロフェッショナルとして自律的に成長する文化を育んでいます。昨年4月より課長級の管理職が6つのチームに分かれ社会課題解決に向けた取組を行っています。本プロジェクトはこの取り組みで組成したメンバーにより提案しました。広い視野と専門性を備え、自律的に課題解決を推進できるプロフェッショナルを育成することで、より良い社会の実現に貢献してまいります。

■当社が提案した「地域を繋ぐ家」について
1. コンセプト:『「つくる」が繋ぐ、青梅の職住一体型空き家再生』
東京都青梅市の伝統的な町屋形式の空き家を対象に、クリエイターや職人が「住みながら働く」ための拠点を構築するプランです。「個人の暮らし」と「地域に開かれた活動」がグラデーションのようにつながる空間を目指しています。
2. 設計・空間構成の工夫
店(みせ)・土間・居室の再構成: 通りに面した「店」をワークショップや展示など地域に開かれたスペースとし、奥の「居室」を私的な居住空間に設定。その間を「土間」でつなぐことで、仕事と生活を緩やかに分かちつつ融合させています。
伝統意匠の継承と性能向上: 既存の立派な梁や柱を活かしたデザインを取り入れつつ、断熱性能の向上や耐震補強を施し、現代の生活に適した快適な住環境を実現します。
3. 地域コミュニティとの連携(波及効果)
「シェア」による地域活性化: 特定の個人で完結せず、地域住民が立ち寄れる「シェア」の概念を組み込むことで、周辺の空き家対策にも良い影響を与えるモデルを提示しています。
クリエイターの移住促進: 青梅という立地を創作活動に集中できる環境として定義し、新たな若年層の流入と定着を図ります。
4. 事業の持続性とプロフェッショナリズム
単なる改修設計に留まらず、入居者のマッチング支援や将来的な管理運営の仕組みまで見据えています。当社が培ってきた組織設計事務所としてのコンサルティング力を活かし、地域全体の価値を中長期的に高めていく姿勢を強調しました。
授賞式での様子