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2024.10.10

【AWARD】「フェーズフリーアワード2024」入選のお知らせ

当社1-3年目の新入社員グループが「フェーズフリーアワード2024」に応募し、「まちを彩るコンビニネットワーク」が入選しました。

当社では若手育成施策の一環として、入社3年以内の社員が応募コンペの選定から提案書作成、社内承認、予算・工程管理までを一貫して経験することを目的に、コンペに挑戦する機会を設けております。2023年度から4つのグループが応募し、すべて受賞・入選となり、結果が出ることで若手社員の自信にも繋がっています。

「フェーズフリーアワード」とは、一般社団法人フェーズフリー協会の主催により「災害による被害が起こりにくい、安心して豊かに暮らせる」社会を実現していくための活動として2021年にスタートし、大手企業を含む数多くの企業や個人が実用化を見据えてアワードに参画しているもので、当社は昨年に続き入選となりました。

入選した「まちを彩るコンビニネットワーク」は、コンビニという身近な施設に小さなコミュニティスペースを増設することで、日常時は気軽に立ち寄る機会や売り上げの増加を図るなど生活に彩りを与え、非常時には身近に物資の配給等を受ける場所として活用していくことを提案しています。

このような提案を検討していく取り組みを若手社員が経験することで、通常の建築設計業務​だけに留まらず、広い視野​でものごとを考え、人々の幸せ​に貢献し社会の発展​に繋げ​ていければと考えております。

 

PHASE FREE AWARD 2024

 

まちを彩るコンビニネットワーク

ちょっとの改修でもっと楽しく都市型・郊外型2つのプロトタイプの提案

(株式会社プランテック 浅倉雪乃、植野果歩、竹内正彦、等々力菜月、満島梨美、望月シエナ)

まちを彩るコンビニネットワーク

応募対象の概要
コンビニエンスストアに少しの改修を加えて、人と人のつながりの拠点かつ地域の防災拠点へと変化させる。小さなコミュニティスペースを増設し、立ち寄る機会と売上の増加をはかる。非常時は、改修箇所を活用し、炊き出しや物資の配給を行う。全国各地にイベントや展示スペース等を内包した立ち寄りやすい防災拠点ができる。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント
地域社会における人と人とのつながりの希薄化が現代社会の脆弱性を生み出している。そこで、全国各地に存在し、年齢・性別・国籍にとらわれず誰もがふらっと立ち寄れるコンビニエンスストアの一部を改修し、小さなコミュニティスペースをつくることにより、日常利用の機会を拡張、人と人とのつながりを増強させる。身近で誰もが立ち寄りやすい施設で行われることで、防災拠点が災害時だけのものでなくなることがフェーズフリー性が高いと考える。近隣のコンビニの連携が、日常・非日常問わない共助ネットワークとまちを豊かにする機能を補い、近隣地域の生活を彩る。いつものコンビニエンスストアから強く、しなやかなまちを形成していく。

日常時まちを彩るコンビニネットワーク(日常時)

小さな改修によって展示やシェアキッチン等の機能が加わると、コンビニは、イベントや朝市の会場等にも活用可能な、地域の特色を持った施設へと生まれ変わる。小さなコミュニティスペースの増設は、コンビニをより身近な存在として、立ち寄る機会や滞在時間の増加をもたらし、日々の売上増加にも貢献する。

非常時まちを彩るコンビニネットワーク(非常時)

小さなコミュニティスペースは、物流の拠点となって、炊き出しや物資の配給を行う。非常時には近隣のコンビニと連携しつつ、既存の物流網を活用することで、物資の融通が効いた配給拠点を形成する。コミュニティスペースとしてイベントや娯楽の提供場をつくりながら、ネットワーク化されたまちの備蓄倉庫としても活躍する。

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