太平洋工業 東大垣工場 厚生棟

CONCEPT

自動車部品メーカーの工場拡張に伴う厚生棟の新築プロジェクト。既存工場の敷地と隣接した新敷地の有効な一体利用を目指し、新工場と研究開発棟を建設する計画にグランドデザインから携わった。製造事務機能および福利厚生のための診療エリアや売店・食堂機能等を充実させたいとの要望があり、利便性を考慮して既存工場と新工場の間(全体敷地の中心)に厚生棟を配置した。それにより各工場・棟から厚生棟が利用しやすく、昼食時や休憩時間の有効活用や製造事務の中枢としての機能向上を図った。新敷地内の各棟の外観は統一したデザインモチーフが求められ、共通して2階高さに白帯を通すデザインとしている。一番大きな新工場のボリューム感は軽減させる一方で厚生棟との連続性は確保。厚生棟は2階の食堂部分の開口にあわせて白帯デザインを斜めラインとして変化をもたせ、新工場との差別化を図った。

DATA

所在地 :岐阜県大垣市
階数  :地上2階
構造  :鉄骨造
敷地面積:90,749.96㎡
建築面積:1,865.44㎡
延床面積:3,242.76㎡
竣工年月:2023.10
発注者 :太平洋工業株式会社
写真撮影:株式会社エスエス