レジデンシャル青葉広瀬川

CONCEPT

伊達家ゆかりのある仙台藩花壇屋敷の跡地に計画された集合住宅のデザイン監修プロジェクト。雄大な広瀬川を目の前に、自然の造形、杜の都、美しい都市という3つの思想をつなぎ合わせ「時を超える力」をデザインコンセプトとし、時代の遺産が時を超え、いまに継承される住まいづくりを目指した。広大な敷地に異なる眺望を楽しめる3棟のヴィラを配し、敷地中央には仙台を代表する並木道・青葉通の幅員を模した中庭を配置して棟間のプライバシーに配慮。インテリアは、エントランス壁面に仙台近郊の大倉山でしか採れない伊達冠石のアートを据え、共用ラウンジやパーティー・スペースには既存樹木のケヤキを再利用したテーブルを設置して土地の歴史を感じさせるデザインとした。広瀬川沿いの各住戸のバルコニーは奥行2.8mを確保したオープンエアテラスとして、リビングから延長したガーデニングなどの趣味を楽しめる場であり、広瀬川の自然を享受できる空間としている。

DATA

所在地 :宮城県仙台市
階数  :地上7階
構造  :RC造一部S造
敷地面積:9,487 .72㎡
建築面積:4,439 .82㎡
延床面積:20,866.60㎡
竣工年月:2023.10
業務範囲:企画・構想・グランドデザイン
      設計監理・監理監修
発注者 :株式会社ワールドアイシティ
      三菱地所レジデンス株式会社
写真撮影:株式会社エスエス 東北支店
      雁光舎