髙松コンストラクショングループ 東京本社ビル

CONCEPT

髙松コンストラクショングループ東京本社ビルの新築プロジェクト。第一京浜と国道130号の交差点にあり、JRとモノレールからも視認できる立地であるため、美観を意識した近代的なオフィス建築を目指した。外装には環境性能・遮音性能やメンテナンス性に優れた日本初CCF (クローズド・キャビティ・ファサード) システムのダブルスキンカーテンウォールを採用するとともに、フレームレスの高透過ガラスを用いて透明感を演出し、コーナー部の曲面によって流線形が滑らかな外観デザインを構築した。総合設計制度を活用し、地上部は公開空地と歩道状空地を整備して緑道空間を形成し、交差点に面しては高さ8mのピロティを設けて開放的な空間を創出。構造部材はスパンや階高の均等化を図り純ラーメン構造とし、制震ダンパーをコア回りにバランスよく配置することで、室内に柱のないフレキシブルな執務空間とした。

DATA

所在地 : 東京都港区
階数  : 地上18階・地下1階・塔屋1階
構造  : S造,RC造, 一部 SRC造
敷地面積: 1,530 ㎡
建築面積: 891 ㎡
延床面積: 16,489 ㎡

業務開始: 2019.05
設計完了: 2020.08
業務完了: 2023.04

発注者 : 株式会社髙松コンストラクショングループ
写真撮影: 有限会社都市建築写真事務所

AWARD

2024年度 CFT構造賞(普及)