星薬科大学 8号館

CONCEPT

私立の薬学大学である星薬科大学の8号館における新築プロジェクト。星薬科大学は、薬学研究や教育の実績と伝統を重ね、薬学高等教育と学術研究に貢献するとともに優秀な人材を製薬業界へ輩出している。創立106年を迎えて、キャンパス内の老朽化した1号館を建て替えるとともに、同機能を備えた上で研究の質的向上や不足する研究室スペース拡充をめざした。8号館は3つのエリアとなる、機能的で高気密なクリーンエリア、実験の継続を妨げずに設備更新が可能なISS(設備メンテナンス用フロア)エリア、そして研究ニーズの変化にも可能な研究エリアから構成される。2階のエリアは、二廊下(ツインコリダー)方式として、運用上の安全面と利用する学生への教育面に配慮した。鉄骨造の採用により約15mの無柱空間を構成し、将来にわたりフレキシブルなレイアウトが可能な施設としている。

 

DATA

所在地 :東京都品川区

階数  :地上3階

構造  :鉄骨造

設計期間:2015.04-2015.09

施工期間:2016.06-2017.08

敷地面積:32,103.23㎡

建築面積:972.83㎡

延床面積:2,351.77㎡

 

※本プロジェクトは、2021年6月1日付の会社分割により当社が事業譲渡を受けた株式会社プランテック総合計画事務所によるものです。