青山製作所第一工場

自動車用ボルト等の製造・販売企業の工場新築プロジェクト。経年変化に伴う建屋・生産設備の更新に加え、生産能力増強に向けた床面積の拡張が求められるなか、増築余地のない敷地において敷地全体での再編・最適化検討を行い、床面積の拡張に加え、生産の流れの整流化、敷地全体の遵法性確保、生産を止めない建替え工事を実現。建屋トラックヤードの上部フロアは片持ち構造によるピロティ状の大空間として、構内物流動線を改善した。また既存建屋に対して現行の建築基準法に適合しているか整理し、必要に応じて建築許可を取得することで既存建屋群と新工場を遵法的に接続し、一部を屋内化することで一連の構内動線の最適化を図った。3工期に分けて仮使用認定を取得しながら段階的に建設を進め、工場の生産を止めることなくプロジェクトを遂行した。