プラウド一番町一丁目

CONCEPT

野村不動産が手掛ける集合住宅ブランド「プラウド」のデザイン監修プロジェクト。宮城県では今から約400年前の江戸時代、飢餓に備えて食用の実がなる樹木や、建物を守るために各屋敷の敷地境界に杉などを植え、これらの屋敷林を「居久根(いぐね)」と呼び整備していた。本計画では宮城県の古来を引き継ぐ居久根、広瀬川河畔や青葉山の緑を一体として捉え、建物外観、外構、共有部に取り入れた。また集合住宅の廊下先端に設けた屋外階段や建物北東面には、北側近隣マンションからの見合いを考慮して様々な種類のルーバーを計画し、居住者のプライバシーを守るとともに周辺環境に対するデザインへ配慮した外観デザインを構築した。

DATA

所在地 :宮城県仙台市
階数  :地上15階
構造  :RC造
敷地面積:1,800 ㎡
建築面積:1,424 ㎡
延床面積:6,258 ㎡
業務範囲:デザイン監修
業務完了:2024.02
発注者 :野村不動産株式会社
写真撮影:株式会社川澄・小林研二写真事務所