小川泰志Yasuyuki Ogawa

機械設備設計 執行役員

お客様の期待を超えるソリューション提案

意匠・構造及びコンサルやクリエイティブ担当者と共に複数のプロジェクトのメンバーとなり、建築設備の空調及び給排水衛生設備の設計・監理と、ZEB(ネット・ゼロエネルギー・ビル)プランナー担当業務をおこなっています。各設備について、数多くの選択肢の中からお客様のご要望や将来的なビジョンやご予算に合わせて、お客様の期待を超えるソリューション提案を心がけています。
例えば環境ソリューションについては、事前にそのプロジェクトでZEB(ネットゼロエネルギービル)化できるかの検証を省エネ計算の一次診断で行いつつ、最適な設備システムを構築し、その方法が快適環境になるのか、竣工後に不具合が出ないかなどをメーカー含め検証した後、お客様へ提案します。
その際に予算が厳しい場合は、環境系の各種補助金を調べ採択される可能性が高いものがあれば提案します。そのほかにも意匠構造に合わせた設備計画の立案やCO2発生予測量の確認など、検討項目は多岐にわたります。また現場監理ではどのように工事を進めれば全体でよい形となるか、完成後にお客様が直接触れて操作するなど使われ方などもイメージして、各施工会社と綿密な調整をします。

「うちであれば将来的に宇宙開発に携われるよ」

学生時代は商学部でしたが、元々宇宙開発分野に興味を持っていました。宇宙空間で人が快適に過ごせる空間を機能させるための空調換気設備や給排水設備などといった設備設計業務に携わりたいと考えるようになり、建築系の学校で学び、前職では建築設備専門の設計事務所に就職しました。多様な建築物の温熱環境や省エネルギーに関する設計業務の下積みを経験しました。一通りの建築用途において設備設計を経験し、設計チーフとして業務の責任者をしていた際に、プランテックにいた知り合いより「うちであれば将来的に宇宙開発に携われるよ」と誘われ、その一言が転職した決め手になりました。

社内外の多くの人と
エンジニアリングを活かした
地球環境を改善するソリューション
を生み出していきたい

入社して意外だったこと

お客様の立場になり徹底的に調査
様々な視点でコンサルティングを行い設計に取り組む

当初プランテックに対して、ビジネス主体の建築設計事務所というイメージを持っていました。しかし実際はお客様の立場になってとことん調査をして、様々な視点でコンサルティングを行ってから設計に取り組んでいくことに驚きました。目の前の課題だけでなく、自分が今どのような立場にいて、お客様に対して何をすべきなのかを意識して業務にあたることができている社員が多いと感じます。

仕事のやりがい

快適性や省エネルギー運用の実現に向けて
建物全体を理解・検証して実証できる

多様な用途の建物を実際に使用する人々にとっての快適性を保ち、省エネルギーの運用を実現するために建物全体の使われ方やシステムを理解・検証しながらプロジェクトを進められることにやりがいを感じます。また運用での実証ができることが設備設計者として特にワクワクします。自分の担当した設備の一つ一つがきちんと動作し、建物の一部として機能するようになった時は、特に大きな喜びを感じます。建築という骨格に対して適切な設備を計画することが快適性・省エネルギー・建物の長寿命化などに大きく寄与し、その設備と建築・構造やコンサルティングを一体で考え、企画や計画・設計できることがプランテックの大きな強みでもあると思います。

嬉しかったエピソード

お客様から感謝の言葉。設計を積み重ねてきた成果が目に見えたときはこの上ない喜び!

お客様のZEB要望に応えることができ、さらにお客様や施工者と共に設備の学会賞を受賞した際に感謝の言葉をいただき大変嬉しかったです。また建築設備は建物の快適性や省エネ設計だけでなく、災害時のBCP対応設計の責任も担っています。竣工前に行う試運転において、停電時でも非常用発電機によって必要な設備が運転可能な状態となるかなど、それまで細かい調整を重ねて設計してきた設備機器同士が問題なくスムーズに連動することを確認できた時の喜びも大きいです。

チャレンジャーであること

これから挑戦したいこと

宇宙開発でも使える発展的な設備ソリューションを
生み出していきたい

現在、省エネ性能が低く築数十年以上のビルや工場等の「既存ストック改修」を含めた省エネ改修の発案・提案を継続的に行っています。今後は、カーボンニュートラル達成に向けてサステナブルな改修ZEBをどんどん増やしていきたいと思います。また新素材を建築設備に取り入れて、将来は宇宙開発でも使える発展的なソリューションを生み出していきたいと考えています。

あなたにとってプロフェショナルとは

自分の関わる環境のなかで、 チャレンジャーであることを常に意識していることだと思います。
チャレンジャーであるためには、成功体験が増えても決して満足せず、失敗も含め日々改善し、更なる高みを常に目指すことが必要です。
今後は地球環境の改善に向け、社内外の多くのチャレンジャーとともにエンジニアリングを活かしたソリューションを導き出し、ワンチームで環境のスーパースターを目指したいと思います。